2021年夏 新作入荷予定
Coming soon

vol.3:なぜ2本線のロゴに決めたのか

理系学生の私服とかけまして、

Tシャツと解きます。


その心は、、


どちらも「被るかぶる)」でしょう。


つちやです。


さて、場があたたまったところで、今回はtstのロゴが出来上がるまでのお話をさせていただきます。


TsTshirtsという名前を決めたのち、ロゴを考えました。見た目から入りたがるタイプです。私は名前やロゴを考える作業が好きで、コンセプトやメッセージも考慮して、どういう表現に落とし込むのか、ノートにアレコレ書きながら考えます。まあ、TsTshirtsの名前には3秒もかかってないのですけども。


考えて最終的にハマった結論が出ると大変気持ちが良いです。パズルの自作自演ですね。大喜利にも似ていると思います。


TsTshirtsのロゴを私はとても気に入っているのですが、これは、形や意味を組み合わせるパズルが完成したことの満足に由来する愛着だと思っていました。


そう思いつつも、友人にロゴの自画自賛トークをしたとき、けっこう素直に面白がってくれることがありました。

「なんかおしゃれだからトートバッグがほしい」というありがた新発想リクエストをいただいたり、タトゥーシールにもいけそうとのご意見も。


そんなわけで、今回、ロゴができるまでのお話と解説を書きましたので、TsTshirtsに興味をもっていただけたらと思います!

見た目の話

まず、なんとなくのインスピレーションは、最初に私が気に入ったTシャツ。見た目の印象は、そのTシャツのデザインと同様、「シンプル」路線でいくこと一択でした。そもそもコッテリしたおしゃれマークを描くスキルがないので、こうせざるを得ない事情も。

潜む文字列

ゆえに、モチーフに物体を持ち出すのは無理。こういう時はやはり頭文字です。


TsTshirts の頭3文字「TsT」を組み合わせようとあれこれ配置して考えていました。「細い」イメージもなんとなく頭の中にありました。


そういうわけで、実はロゴに「TsT」が隠れています。お分かりいただけますか?

色分けするとこうです。


当初の原型は⛩(鳥居)みたいに直線のみでした。でも角ばっていて四角四面でお堅いのはちょっと違うしと思いまたアレコレした経緯があります。


また、直線だけでギザギザした形も経ています。⚡️(稲妻)っぽくてかっこいい気もしましたがそういうのは高校生までですよね(小学生まで)。トゲトゲしててなんか違いました。


直線と曲線

そんなこんな描いてみていた結果、直線と曲線の2本で落ち着きました。直線と曲線は、図形を構成するのに必要な最小要素でもあるので、シンプルの極みといえます。「いや極みは点だろ」とは言わないでください。

 

 

白銀比

ちなみに後ほど説明しますが、最初は直線が右肩上がりではありませんでした。この画像はGoogleプレゼンテーションで作図した時の1枚です。



ガイドラインが残っていますが、「白銀比」を持ち込むためにこれは一生懸命描いた四角です。


「黄金比」は聞いたことあるけど、「白銀比」は知らないという人ももいらっしゃる気がするので調べたことを書きます。


白銀比には2種類あります。

・第2貴金属比:1 : ( 1 + √2 ) ≒ 1 : 2.41

・大和比:1 : √2 ≒ 1 : 1.41


「大和比」は日本に馴染み深い比率と言われます。法隆寺の五重塔や伊勢神宮に見られ、職人には神の比率とされているそう。現代建築でもスカイツリーに白銀比が見られます。


有名キャラクターにも白銀比がみられ、キティちゃん、ドラえもん、となりのトトロ、ミッキーマウス、スヌーピー、ちびまる子ちゃんと錚々たる面々に潜んでいます。


ちなみにドラえもんは顔と体の比率じゃなく、身長と横幅が白銀比とのこと。相変わらず2頭身。


もっとも身近な大和比(1 : 1.41)は、プリント用紙の横と縦の比率です。半分に折っても同じ比率であることが便利なので採用されました。

あとは、1 : √2といえば、正方形の1辺と対角線の比率ですね。


TsTshirtsでは、大和比を用いて書きました。ガイドラインの長方形が、大和比になっています。それを半分にしてポイントを決めるなどをしました。


その後、傾けて正方形に収まる長さに整え、出来上がりです。太さはちょうどいいのをGoogleプレゼンテーションで選択しました。


意味

原型の図を何度もノートに書いていたとき、この形の意味を自然と考え始めました。このロゴを自画自賛している最大の理由は、この意味がうまい具合だからでして、その説明をします。

ロゴに秘められし成長物語


先ほど、直線と曲線があると述べましたが、それぞれ象徴する意味があります。直線は「目標」、曲線は「成長の軌跡」です。


再びロゴをみていただいて、頭の中で一緒に描くイメージで次の文を読んでみてください。

 

まず、目標(直線)を描きます。


次に左下から目標に向かっていく線を描きます。線は目標に向かって挑戦するのですが、一度ははね返されてしまいます。ですが、もう一度。再挑戦します。

二度目は成功ということで、目標を突き抜けます。その後、通り過ぎるのではなく振り返って学び、かつて目標だったことをステップに、次の目標へと右上に進んでいく。


いかがでしょう。次からロゴを描くときにはこの物語が想起されるはずです。描けば描くほど前向きになれると思いますので、寝る前に3回描くようにお願いします。きっとあなたは救わr…


点対称にも意味がある

このロゴは、180°回転させても同じ形になります。 


先ほど「右上に成長する」様子と説明しましたが、反対側からみていたらどうでしょう?「左下に衰退する」様子に思えるのではないでしょうか。


果たして、その軌跡は成長なのか、衰退なのか。こういう不思議が生じます。どっちが正しいのか。


私はどちらの考え方も正しいと思います。自分の成長が人からは衰退だと言われることがあります。

その上で、自分にとっての成長の方向はやはり、自身の視点で定めるものです。


つまり、人からどうみられるかよりも、自分が決めて進むことが重要だという考え方です。真面目気質で人からの評価を気にしがちだった私なのですが、かくかくしかじかあってこう考えるようになりました。


点対称であることに、このようなメッセージを秘めています。

おわりに

読んでいただきありがとうございました。

TsTshirtsのロゴができるまでのお話と意味の解説でした。

たった2本の線でここまで作り込めているの、けっこうすごくないですか?(すごい)


これを機に、当Tシャツ屋さんにちょっとでも興味関心を持っていただければ幸いです。


今年(2021年)、オリジナルデザイン第一号としてこのロゴを使ったTシャツを作りましたので、「なんかいい感じ」とか思っていただけていましたら、tstロゴをぜひ身に纏ってください!


つちや

Previous Article